ひらさま

海底軍艦のひらさまのレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
3.0
子供の頃にワクワクしながら観た記憶あり
同じ東宝特撮映画でもゴジラ映画とは異なるちょっぴり大人の感じがして、自分もそろそろお子ちゃま映画からは卒業だな、と悦に入ってた
さて今観ると…
お話はスカスカで緊張感のカケラもなく、陳腐な展開に唖然
いや、こんなモンだったんですよね
しかしながら轟天号の勇姿には今もなお痺れてしまう
とくに空を駆けるシーンのスピード感は圧巻
円谷特撮は全般的に派手で、都心が一気に陥没するシーンや敵の光線攻撃で船舶が爆破されるシーン、そしてクライマックスのムー帝国破壊シーンなどは大迫力の大スペクタクル!
残念ながらお楽しみの怪獣は弱くて呆気なく倒される
本作のマンダや「妖星ゴラス」のマグマは、いわば添え物怪獣の代表格で、取り敢えず出しとけや!みたいな感じ
怪獣名鑑?には一応載るけどね
役者ではお馴染み高島忠夫や藤木悠、佐原健二に平田昭彦、小泉博などは安定感抜群、上原謙はこの手の映画じゃ珍しい気もするけど、でも確か「妖星ゴラス」にも出てた?
そして轟天号艦長の田崎潤、嬉しくなっちゃうキャスティング
舌足らずでセリフ棒読みなヒロイン藤山陽子には子供の頃にもボーッとしちゃった記憶あり
この手の女子に弱いのは今も変わらず