YasuhitoArai

昇天峠のYasuhitoAraiのレビュー・感想・評価

昇天峠(1951年製作の映画)
3.6
ルイス・ブニュエル監督作品。
一家の三男オリヴェリオの結婚式の日、母親が危篤になる。長男、次男に遺産分割を勝手にされないために、遠く離れた町の公証人を連れてくるように母に言われ、オリヴェリオはバスに乗り込むが・・・という話。

バスに乗ったロードムービー。公証人を連れてくるという目的に向かって進むが、間にトラブルやイベントが重なり、なかなか前に進まない。出産、葬式、誕生日等いろんな事柄が挟まれる。

バスの中にヤギが乗り込んだり、運転手が乗客に運転を任せ、荷台で寝る等面白かった。運転手のキャラがいい。
峠を昇るバスのミニチュアが可愛らしい。
主人公の幻想シーンがブニュエルらしくて一番良かった。
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