ループもの。タイムリープ。「アバウトタイム」で想起されました。
しかしこの脚本はスゴい。気持ちいいくらい人間の"性善説"に基づいて練られているなと感じました。
「あなたはその一日が延々と繰り返されて、出る方法がわからず、永遠かも知れない一日だとしたら何をしますか？」
この疑問について考えてみれば、色々妄想捗って面白く観れると思います。どんな善人だとしても一日が永遠に繰り返されて何をしてもリセットされるなら悪虐の限り尽くして楽しみますよね？
それでも、全てがリセットされて繰り返される…地獄ですよ。何したって飽きるはずです。
主人公のビル・マーレイも好き放題やっていき、その変遷が面白いのですよ！女の素性等知りつくして口説き落として引っ掛けたり、暴走してみたり。自殺してみたりと…でも、最終的に何をするかというと………
「私は神だ。だが、その末席にいる」
ループを繰り返すうちに自己紹介のように発せられるこの台詞がたまらなく好きですw
ただ、ループを解かれる理由がありきたりで説得力が今ひとつだったのが、もう少し、手の込んだ終わりを見せて欲しかったという不満がありますね…
