アリスを見つめるルイス・キャロルことドジソン先生の目がマジすぎて怖いのですが
終盤、かなり強引に純愛に持っていった感があります。
現実的なのか幻想的なのかどっちかにしてくれよと混乱するのですが
当のアリスも同じ気持ちだったんだろうな。
ひょっとしてこれは「モデルになったアリス」に対してかなり真面目な姿勢で作られた映画なのでは…？
自分はどんどん年老いていくのに
あの美しい黄金の午後を忘れがたく
少女だった頃の自分の物語を世界中の人々がいまだに愛しているというのは、どんな気持ちなんでしょうね。
しかも大人になってから気づいたけど
ひょっとしてドジソン先生が少女のわたしにむけていた気持ちはおぞましく不適切なものだったのではないか？別になんかされたわけじゃないけど。みたいな感じなのかな。悩みますよね。
でも"すべてはこいつの妄想"だから。
あの頃のふたりは永遠だし、
ドジソン先生が自分にくれたものは
彼の底なしの愛情だったってことで、もうそれでいいですよね。
という感じで、意外にもなかなか面白い着眼点の作品で、興味深く観れました。
言うまでもないんだけどアメリア・シャンクリー演じる少女時代のアリスはとびきりキュートだし、コーラル・ブラウンも本当に綺麗な方で惚れ惚れしました。マペットはキモすぎる。
