すげ〜〜〜
ものすごく静かな映画なんですが
登場人物全員が、内心では何を考えてるのかめちゃくちゃ伝わってきます。
全部顔に出してくれる。
ナメが可哀想に見えやすいのですが
父親だって呪われて生きてしまったのは事実です。
呪いというのは正しく解かなければならないのですが、こんな、いきなり梯子を外されたようなかたちで瓦解してしまってはこの家族のこの先が心配になりますね。
話せば分かりそうだし力を合わせて頑張ってほしいです。
ところでナメが、ちょっと良い感じになった男性に「もうこの時間はすでに過ごしたことがあって、あなたとそれを分け合ってる気がするの、わかる？」という感じの正直全然わかんねーよということを言うのですが
男性も「正直全然わかんねーよ」という顔をしていて面白かったです。
最初は「なんかドキュメンタリーっぽい質感の映画だな」と思っていたのですが
圧倒的な静謐さのなかで、無慈悲なほどに時間が流れてしまう感じにぐいっと引き込まれました。
