「リオ・デ・ジャネイロオリンピック」が始まり、17年前に劇場で観た大好きなブラジル映画を想い出しましたのでご紹介します。
今尚、ブラジルの治安の問題が囁かれる中、当時の社会問題が垣間見られます。
・子供の臓器売買
・教育を受けてないために読み書きできない
・露店を仕切っているマフィア
・泥棒は、すぐに射殺。警察も暗黙
・タクシーに乗ると知らないところへ連れて行かれ殺される
このような時代背景の中、
母親を亡くした少年と、リオの中央駅で代書屋をしながら細々と暮らす独身老女が、ある出来ごとを境に、少年の父を探しにいくロードムービーです。
都会暮らしに染まり性格が変わった老女性が、田舎への旅する中で、美しい景色や、優しい人たちとの出会いを通じて、本来の自分を取り戻していく姿に心を打たれ、
泣かそうとしない自然な演出に、爽やかな涙を誘います。
1998年度のアカデミー賞で主演女優賞と最優秀外国映画賞
受賞した作品で、
レンタル店でも置いていないお店が多く、DVDもamazonで高額で取引されておりますが、唯一ニコニコ動画で全編見ることができますが、出来れば大画面で見てほしい作品です。