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アメリカン・サイコのsatsunのレビュー・感想・評価

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
4.0
めちゃくちゃ久しぶりの投稿です。

またぼちぼちやっていこうかと思っているのでよろしくお願いいたします🙇‍♂️



さて、前からずっと観てみたかったこの作品。

プライムは吹替え版しか無いのかぁ、と思っていたら友人がファミリーアカウントで招待してくれたU-NEXTに字幕版ありました。


まずクリスチャンベイルがとにかくかっこいい。
引き締まった肉体。誰もが羨むような学歴。ロクシタンのクリームと高級エステでケアされた肌は綺麗で、ヴァレンティノのスーツもオリバーピープルズの眼鏡も付けさせられてる感は無くこの上ないほど似合っている。やっぱりスーツが似合うなぁ。(ダークナイトでは確かジョルジオ・アルマーニが衣装手掛けてましたね)


名刺のデザインやどのレストランに予約が取れるかで競い合ったりしている姿は今見るとかなり滑稽です。自己顕示欲にまみれた世界では誰もが蹴落としあって生きています。

ベイトマンが「殺人」という常軌を逸した趣味を持っているのも過酷な競争社会で精神に異常をきたしたからなのかもしれません。また、あれだけ殺人を犯しているのにも関わらずそのことが一切バレていないのはエリート達の周囲への関心が異様に低いことが伺えます。結局上辺だけの関係で自分が1番可愛いのかな。


ステータスでの競争はSNSという形で今現在通ずるものがある気がして少しゾクッとしました。


後半はベイトマンの現実と妄想が入り交じり少し難解ですが、現代社会への警鐘を鳴らすような、メッセージ性に富んだ怪作でした。



とりあえずクリスチャンベイルがカッコよすぎるのでこれ観て真似したくなる人が出てこないかいらぬ心配をしています、、笑
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