satsun

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのsatsunのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

1/8 ドルビーアトモス
1/17 IMAX
1/31 吹替



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ミステリオによって世界中に正体をバラされ、殺害の容疑までかけられてしまったピーター。自身だけでなくMJやネッド、メイおばさんにまで危険が及ぶと考えたピーターはドクター・ストレンジの元へ行き、「世界中の人がピーター・パーカーのことを忘れる」呪文を唱えてもらうことになる。しかしピーターが邪魔したことにより呪文は失敗。逆に他の世界(=マルチバース)から「ピーター・パーカーの正体を知っている者」がこの世界に集結してしまうのだった。

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えっと、何から話せばいいのか分からないのですが笑
とにかくさいっっっこうの体験でした!!!
まずはMARVEL、ケヴィン・ファイギ、そしてアヴィ・アラド、ありがとうございます!!!



いやもう予告の時点で過去作のヴィランが出てくることは知ってましたよ!?知ってたけどそれでもあの「hello,,,Peter.」で、
うわああああアルフレッド・モリナがほんとに出てるうううう!!
ってなってもうそっから涙涙。笑
凄くないですか?だってもうライミ版っていったら約20年前ですよ!?キャストの方がどれだけスパイダーマンを愛してるのか、、、

ウィレム・デフォーの演技力。ライミ版でも2つの人格を見事に演じられていましたがそれは今作でも健在、、いやもっと上がってたかも?
ずっと穏やかで治療にも協力的だったオズボーンがあのピータームズムズのシーンで一気にグリーンゴブリンの顔へと変わるあの切り替えの早さ。何度殴られてもずっと笑顔のサイコパス具合。まるでゴブリンが憑依しているようでした、、
何気にサンドマン、ライミ版の設定を踏んで最初の一瞬だけ味方をしてくれていたのも良かったし、エレクトロは芋臭い男じゃなくてムキムキのイケイケ男になってたしリザードはちょっとネタキャラ?っぽいポジションなのも面白かった(あぁ、喋れたんだね。とか笑)

とにかく登場人物が話す内容全てが過去作観てる人にはくすぐったくて、特に劇中では無かったノーマンとオクタビアスの絡みとか、二次創作をガチでやっちゃいましたって感じ!!

そしてそのガチでやっちゃったの極めつけがあれですよっっ、、、!
ただでさえメイおばさんが亡くなった直後で涙腺崩壊してたとこなのに更にこれをぶち込んでくるから中盤以降はもう、、ね笑
このシーンの時の劇場の一体感も好き。ネッドがポータル開いた瞬間にもう僕は友達とにやけてたし周りの人もみんなザワザワしてたし。でいざアンドリューが出てきて確信に変わった瞬間みんな叫んでました笑笑
そしてトドメのトビー。ここから叫びというより発狂になってましたね笑

公開前から色々言われてて、でも本人は否定し続けていたから出ないんだろうなと思いつつもやっぱり心の何処かでは出て欲しいなって気持ちもあって。ホントにアンドリューは凄いと思います、世界一危険な爆弾を約1年間ずっと抱えていた訳ですから。笑



この映画が何より凄いのはこれだけのサプライズやイースターエッグを詰め込みながらちゃんと話の軸はピーターの物語、ホーム3部作の「最終章」として描けている所。

大作に見合わぬとてつもなくビターな終わり方。手作りのスーツで警察無線の盗聴でヒーロー活動を行う姿は、ここから真の「親愛なる隣人」スパイダーマンの始まりなのかなと思ったり。

ヴィラン達を殺すのではなく、「救う」。
これまでの傑作達の結末を否定することになり賛否両論あったとは思いますが運命に抗いながらメイおばさんの言葉に従い、何とか治療しようと奮闘するピーターを見ると彼のどこまでも優しい心に心打たれましたね。。



皆さん言われてるように、新年1発目にして今年ベストが決まってしまいました。笑

トム・ホランドはMARVELと契約が続いていてこれからまた3部作を作るそうなので既に楽しみです!
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