面白かった。最初、見始めた時は、 20年前の映画なので、映画の精度を低く感じて、野暮ったく思え、どこか滑稽で笑えたが、仮面の男の意味が分かった所から、俄然、面白くなった。原作が、アレクサンドル・デュマなので、やはり、ストーリーが面白いのだろう。とは言っても、ラストに向かって盛り上がる部分も、ちょっと稚拙に思えてしまったが。
何と言っても、やはり、ディカプリオが巧い。1人二役なのだが、性格の違う2人を見事に演じ分けている。顔の表情の使い分けが見事だった。それにしても、若かったな。
三銃士を演じるのは、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコビッチ、ジェラール・ドパルデュー。この3人の共演を見るだけでも、見る価値がある。
第2の主役と言ってもいいダルタニアンを演じたのは、ガブリエル・バーン。「ユージュアル・サスペクツ」の人だ。
美しい王妃(母親)を演じているのは、アンヌ・パリロー。どこかで見た顔だと思ったら、「ニキータ」の人だった。今作では、ニキータとは随分違った雰囲気で、とても綺麗な人だなと思った。