多分、子どもの頃にテレビ洋画劇場、
淀川さんだったかな?
で観た記憶がある。
グレゴリー・ペックとチャールトン・ヘストンの拳の対決シーンとか僅かな断片的なシーンしか覚えていなかったが、
あのテーマソングは、懐かしく感じた。
勇しく壮大なテーマに乗って、馬車が大草原を走り、
タイトルの「THE BIG COUNTRY」と流れた時は、「おー!往年の名作ドラマにら再会できた!」と興奮が高まってた!
しかし、その波は最終的にはそこが最高潮だったのだ!
世界的巨匠ウイリアム・ワイラーの3時間近い超大作!
予想外のエンジン切れ、、
東部から来たグレゴリー・ペックが、
「我こそ法律、やられたら倍返しだ!」的
西部ルールに徹底的に非武装、無抵抗を貫こうとするヒューマンな部分は分かる。
テーマとしては、実にオーソドックスな
内容。
争い合う両者に対して、どちらにも組みしない方法を模索していく。
しかし、この目論みは正直、後半の話の進展の原動力に十分になってはいない。
つまり、「対立する二つの側をグレゴリー・ペッグがどうまとめるんだろう?」と興味をあまりそそらないのだ。
結局、決闘となるわけだが、どちらも内輪でゴチャゴチャしているくだりも
ちょっといらないかな。
当時のハリウッドのお約束ごとなんだろうか、素手での対決や谷での撃ち合いを入れなきゃいけないのかな、
どちらもあまり必要性を感じさせなかった
それより、よそ者としてやってきて、
「西部は広いだろう?!」て、問いに
「いやあ、海の方が広いから」て、意地に
なって嫌味な答えをするところなど、
「大いなる西部」じゃないよ、て、
主人公のペックに言わせるあたりの皮肉っぽいところや、外様叩きみたいなあたりの方が面白かったかな。