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パリ、テキサスのmajiziのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
3.5
主人公トラヴィスが徐々に自分を取り戻し、現実を受け入れていくロードムービー。情景が味わい深い。荒涼とした砂漠のように何にもないアメリカの大地と空。

息子をお迎えに行って、歩道でお互いを真似しながら歩く姿は、幸せな気持ちが伝染してくる。

一緒にいることだけが愛ではない。何かをしたり、されたり、目に見えるものは儚くて消えやすい。それでも記憶があれば、感じることができる。たとえいつの日か死んでしまったとしても、きっと愛は残るのだと思った。

ナスターシャ・キンスキーの美しきこと。ジャケットにもなっている振り向き姿は目に焼きつく。
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