純

やかまし村の子どもたちの純のレビュー・感想・評価

やかまし村の子どもたち(1986年製作の映画)
4.5
やっと鑑賞できた!感動!ずっとずっとこの作品観たかったの!!

実はわたしの1番好きな映画監督が、このラッセ監督。彼の描く温かさは本当に素敵の一言。他の作品でも感じることだけど、子供たちが本当にいきいきしている。無邪気で純粋で素直でまっすぐな子供たちがとても印象的だ。この作品はまさにその頂点。スウェーデンの美しい景色と平和でゆっくりと流れるやかまし村の時間に加え、可愛らしい子供たちに思わずうっとりしてしまう。どのエピソードもハートウォーミングで素敵!愛おしいとか、溶けるような幸福感とか、そういう言葉がぴったりの映画だろう。

個人的にはセリフがすごく好き。英語じゃないため元のニュアンスが分からず字幕頼りだけど、微笑ましく、少し考えさせられちゃうような言葉がたくさん。子供の想像力の豊かさに驚かされる場面もしばしば。それと同時に、こんな純粋な気持ち、ささいなことでも不思議だなと感じる気持ちをいつまでも忘れたくないなと思った。もちろん、年齢にそぐわない子供っぽさは直したいけれども。やっぱり何気ない毎日を楽しめるって素敵なことだと思うから。自分のあり方次第で日常の見方はいくらでも変わるだろうし、いろんな世界が見えるはずだ。

この映画を観て、人々の温かさや、どこかに手放してきてしまった大切な気持ちを思い出せた気がする。
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