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パーフェクト ワールドのcyberiancorgiのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
2.0
イーストウッドが監督かどうか疑う。
途中まですっごい良さげなのに…。
終盤のある場面を境に、急速に話をまとめだした感すごい。主人公の人格も、その前後と比べるとあまりにも不一致。演出が力み過ぎて、あそこだけ浮いてて、シーンありきの不自然な繋がり方だった。もしくはMrブルックス。
で、もっとすごいのがイーストウッドとローラダーンが驚くほど物語の人物として機能してない。どころか、FBIとか、プロファイリングとか、過去の話とか、なんか絶妙な無駄ネタがモヤる。トレーラーでイチャイチャしてただけで、なんも話に繋がんない。ほんとすごい。
もうひとりの脱獄犯が少年に手を上げるとか、少年のやりたいことリストの内容とか、けっこう重要な描写がないから、もしかしたら色々カットされてたのかも。
ケビコスと少年の関係性とアイデアがすっごい良かっただけに、もったいなさすぎる。

実写版キャスパーにイーストウッド出てるのは、この作品が元ネタかな。
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