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バーバリアンのcyberiancorgiのネタバレレビュー・内容・結末

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

うちの地元は治安悪い自慢かと思ったらうちの地元は治安悪い自慢だった。
It's Chinatown どっかの警部のセリフを思い出した。極端な話、やる側とやられる側の二元論で言えばやる側が悪い。やられる方が悪いじゃあまりにも辛辣。でもたまにその範疇を超えて、その時その場所にいるならば悲劇もやむなし、とされる残酷な場合もある。誰かのせいにできない不幸を否応なしに被らなきゃいけない。
スリも強盗も誘拐もレイプも殺人もふつーに考えて犯罪なやつ全部、やった方が悪いに決まってる(と信じてる)んだけど、でもここデトロイトだぜ?が一般に浸透してる感も否めず、それなら仕方ないかと思うのは憚れるけども、予測不可能回避不能なハプニングとは断言しずらいので、自治体としても最適解は気を付ける。善悪の区別にあまり意味がない、いやあるんだけど。
キモい好青年、危機感鈍い主人公、クズ監督、絶対的犯罪者パパ、デトロイトの警官、おっぱい星人。肩入れするなら消去法で主人公一択。でもそれはその人の属性に関係なく善悪も切り離されて、ただ単に1番最後にデトロイトに訪れた人だったからとゆう一抹の不安。往々にして野蛮とは先住民に向けられる。
もしも彼女が先に到着していたら…順番が少しでも変われば起きうる未来は決定的に違う。事故にしろ、人の出生にしろ、営業成績にしろ、既成概念にしろ、たまたまタイミングがちょっとズレただけの集大成が現状でその結果たまたままだ生きてはいるが、もしかしたら全ての悲劇の中心には自分がいたかも知れない、バーバリアンでマルチバースに辿り着くマーベルの弊害を実感した。ディズニーで配信されてたのそうゆうことですか。
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