YAZ

狂熱の孤独のYAZのレビュー・感想・評価

狂熱の孤独(1953年製作の映画)
3.5
ジェラール・フィリップ観る

伝染病拡がるメキシコの裕福
ではない漁村舞台。
フィリップは酒浸り無精髭の
元医者で珍しく清潔感からは
程遠い感じ。

フランスからの旅行者夫婦
夫が病に倒れ残されたミシェル・
モルガン演じる妻だが

似た様な境遇の二人の距離が少しづつ
縮まる話なんですけどそこまで熱くな
ることはなかったかも

狂熱でもなく孤独感もあまり感じる事
なく村に拡がる伝染病にもかなりフォ
ーカスしてるけどそういう映画でも
なさそうだしでもう一つでした

フィリップのこういうタイプ役は初めて
ですけどヘビーな映画でないので表面上
だけに見えてしまいせっかくのトライも
華やかなスターからは脱しきれずのよう

モルガンはいつものクールさでしたけど
一人残されてしまい隔離の関係でフラン
スにも戻れずで周囲の粗野な男の視線を
感じるし熱いしでイライラ感は出てたか
もしれない

エンド後の二人は幸せになるだろうの
ラストも軽めで良くも悪くもスターを
二人揃えてみましたで終わってるようで
何か物足りないままで終了です

監督 イブ・アレグレ
YAZ

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