ロエキエロ

怪談新耳袋 劇場版のロエキエロのレビュー・感想・評価

怪談新耳袋 劇場版(2004年製作の映画)
2.9
「夜警の報告書」
単純に幽霊が出てきてギャー!で終わらない構成が面白い。
また、幽霊が出たらどうするのという問いへの答えにもなっている。
なるほど確かに、何もしてこないのならいないのと同じなのだ。
「視線」
怪談としてはよくある話と思ったが、あの最後のセリフが印象的だった。
将来や家庭環境に悩んでいる自信のなさげな少女を見守ろうとしているのではないだろうか。
さすがに医療従事者である。
「約束」
流石に雨宮慶太の造形凄いなーと思っていたが、見終わってちょっと構成が変だと思った。
おじさんから伝えられたルールは返事をすることだけで、女を連れ込むのはダメだとは言われていない。だから主人公は約束を破っていないことになる。ワインは飲んだけど。
約束を破ったらどうなるのだろう?
ただ、おじさんの口調からすると以前に約束を果たさなかったことがありそうなのだが、そのおじさんは元気そうにしてるところからして、それほど酷い目には合わないようだ。