さく

第三の男のさくのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.0
画面が歪んで見えるのは、昨日飲んだ酒がまだ残っているせいかと思いましたが、実際映像が斜めになっていました。途中まで気づかないで、首を斜めに傾けながら見てましたよ。

ミステリ要素もある作品のため、「嘘の証言とかしている人(シーン)は斜めってるのかな?」とか思いながら見てましたけれど、そんなベタすぎる演出をするわけはなく、心情の歪みみたいなのを表現しているんでしょうね。あるいは、善とは何か? 正義とは何なのか? というものに対する歪み。

思わせぶりなガキンチョは何なのか? とか、そもそもホリーは何で来たの? とか普通に見ているとわからない部分もあるので、詳しくは、YouTubeで『町山智浩氏が語る 20世紀名作映画講座_「第三の男」前編・後編』(『午前十時の映画祭』公式動画)を観ることをオススメします。
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