日活、モノクロ、回想もの、恋愛
出演者、月丘夢路、三橋達也
石原裕次郎、安部徹、岡田真澄、金子信雄
西村晃、中川晴彦、小林重四郎、藤代鮎子など
【内容】
石原慎太郎原作
・冒頭
ナイトクラブで殺人事件が起きたらしく、現場では警察や新聞記者(西村晃)がごった返していた
そこにたたずむ3人の男(三橋達也、金子信雄、安部徹)の1人である三橋達也が殺された女について回想を始める
・本編(回想)
三橋達也はナイトクラブで働くバンドマスターで、月丘夢路はその専属歌手であった
月丘夢路の生活は荒れており男関係(岡田真澄、金子信雄、安部徹、石原裕次郎)も派手であった
三橋達也と月丘夢路の間には男女の関係はなかったが2人とも同じような道(過去だったり現在の状況だったり)を歩んでいる同志として密かに惹かれあっていた
そんな生きている屍のような2人は
再び男女関係で深く傷ついたことで似た者同士が遠回りをしながらもようやく結ばれることになったのだが、、、
・ネタバレ(ラスト10分)
冒頭の直前に戻って、たまたま関係者が全員集合
金子信雄や安部徹は2人が結ばれることを複雑ながらも祝福してくれたのだが
たまたま帰国してきたフィリピン人レオ(岡田真澄)はそのことに激昂し、月丘夢路に3発の銃弾を浴びせて殺してしまったのだ
ようやく闇の世界から抜け出せるかと思った三橋達也であったが、再び闇の世界へ戻っていくのであった、、、
【感想】
良く言えばムーディーで大人な映画なんだろうけど、
運命的でドラマティックなストーリーなのかもしれないけど、とにかく辛気臭くって好きじゃない
冒頭だけならミステリーサスペンスの導入部みたいで期待させる感じだったのに、回想始まったらどうでもいいことばかり見せられるんだもん
で、ラスト10分まで伸ばした殺人事件の真相もたいしたことなくてガッカリ
シンプルに岡田真澄がやばいやつだっただけじゃん
ここまで焦らすからにはよっぽどの何かがあるのかと期待しちゃったじゃん
・その他
石原裕次郎が脇役(ボクサー役)で出演している、カッコいいけど脇役、最後もいきなり死んだらしいと語られるだけのかわいそうな役
金子信雄が常に咥えタバコ姿、いつ吸い終わってるんだろう?
岡田真澄がヤバいやつ、3発も撃ったらそんなつもりはなかったも通じないじゃんね
そんなヤバいやつが死にかけてる月丘夢路を囲む輪の中にいるのがまたヤバい(周りは何してるのよ)