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スーパーチューズデー 正義を売った日のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
民主党大統領予備選挙キャンペーンのアシマネをしているスティーヴン・マイヤーズ(ライアン・ゴズリング)は、マネージャーのポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)にも候補のマイク・モリス知事(ジョージ・クルーニー)にも高い信頼を得ている。彼の功績はライバル候補テッド・プルマン上院議員のキャンペーン・マネージャー、トム・ダフィー(ポール・ジアマッティ)にも知れ渡っている。

候補のディベートの舞台の袖で、片側にフィリップ・シーモア・ホフマン、対抗がポール・ジアマッティってだけで盛り上がる!!!!

しかもライアン・ゴズリング、フィリップ・シーモア・ホフマン、ジョージ・クルーニー、ポール・ジアマッティ、そしてそして、私の大好きなマックス・ミンゲラがみんなスーツ姿!!!

いいねえ~(笑)

しかもマイク・モリスにくっついてくる記者がマリサ・トメイですよ!『その土曜日、7時58分』でもいいコンビだったけど、この人とPSHが息がぴったりなんだよね~。

マリサ・トメイは出番は多くないけど、すごい重要な役で、最初の15~30分くらいで主人公のライアン・ゴスリングに「あなた本気で知事が国を変える人だと思っているの?遅かれ早かれガッカリさせられるよ・・・・」って言うんだよね。

ちなみにこの時のセリフ:
トメイ:You really have drunk the Kool-Aid.
ゴスリング:I have drunk it. It's delicious.

この"drink Kool-Aid" って、「洗脳される」というか、「盲目的に崇拝する」「感化される」とか、そういう意味なんだよね。アメリカ人の友達に教えてもらったの、映画に出てきて「おっ」って思った。

スティーヴンはキャンペーンのボランティアのモリーというすっごい若い、二十歳くらいの女の子とねんごろになる。このモリーがエヴァン・レイチェル・ウッドで、この人マリリン・マンソンの件でめちゃくちゃ印象悪かったのだが、なかなか演技上手いじゃん!このままMe,tooなんかに目覚めないで地道に仕事していたらいいとこまで行ってたんだろうなあ。

んで、ライバル候補のキャンペーン・マネージャーにヘッドハントされ、ちょっといい気になってたら色々と事件が起こり始める・・・

私政治に弱いので、最初の3分の一くらいなんだか良くわかんなかったけど、この辺からは政治あんまり関係なくて、政治家・選挙キャンペーンの裏側暴露ものって感じですごい面白くなってくる。

これって、ジョージ・クルーニーが監督なのね。この人政治にも一過言ある人だからこういうの好きそう。この候補の役ハマってたけど、すっごいオバマを連想させた。仲いいみたいだもんね。オバマもトランプが大統領の時はすごい良く見えたけど、後から色々当時の話が出てくると、やっぱ政治家なんてみんな怪しいなあ~と思う。

・・・ってそれを証明するような話なのだが、ネタバレになってしまうのでコメント欄で!
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