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リトリート・アイランドのGreenTのレビュー・感想・評価

リトリート・アイランド(2011年製作の映画)
2.0
キリアンって変な映画にいっぱい出てるんだよな〜。

マーティン(キリアン・マーフィ)とケイト(タンディ・ニュートン)は、なんか訳あり気なカップル。スコットランド沖にあるブラックホルム・アイランドという離れ孤島にリトリートにやってくる。

リトリートってさ、こういうイメージ?ジメジメした島に壊れそうなコテージ・・・。リトリートって、温泉入ってヨガやって瞑想してマッサージしてもらって、森の中を散策するとかそーいうんじゃなかったっけ?

発電機がしょっちゅう壊れるのでお湯が使えなくなったり、その度に本土にいるコテージのオーナーに連絡して直して貰わなければならないのだが、連絡取れるのはCB無線だけ。

マーティンとケイトは夫婦なんだけど、なんかあんまり上手く行ってない様子。その関係を修復するために、この思い出のリトリートに来たらしいんだけど、上手く行ってないカップルが他に誰もいないところで二人きりでしょっちゅう顔合わせていていいことあるんだろうか。

そこに血だらけになったソルジャー(ジェイミー・ベル)が現れる。血だらけで気を失っているところをマーティンとケイトが見つけ、家に連れて来て、介抱する、と言いたいところなのだが、連れてきてソファに寝かしておくだけで、頭のケガを見るわけでもなく、血さえ拭かない(笑)。

ソルジャーは銃を持っているし、「なんなんだこいつ」って思ってたら、目覚めたソルジャーは、世間ではパンデミックが起こって、人がバタバタ死んでいる、だから家を密封して外に出ないことが一番のサバイバルだと言って、家にあるビニールを窓に釘で打ち付けて家を密封する。

ちょっと待った!

まず第一に、ピクニックのシートみたいのを窓に釘で貼って本当に流感が防げるのか?第二に、そうやって立て籠もって、その後どーするの?

まあでもスリラー映画なので、この謎の設定で疑心暗鬼になる3人、みたいな緊張感を演出できればいいのだろうけど、色々疑問が多すぎて笑ってしまう。

そうこうしている中でマーティンとケイトの間に何があったのかが明らかになっていくんだけど、なんかそれも「ああ〜!!そうだったんだ」ってんでもないし、感情移入もしないし、脚本すっごい下手だなあって思う。

こういう映画を作る人って、どーいうモチベーションで作るんだろ?低予算で出演者4人しかいないし、流行らないだろうからお金を失うだけだと思うんだけど。

タンディ・ニュートンはすごいスタイル良いんだけど、どうもパッとしない女優さんで、何を見てもいいと思わないけど、キリアンとジェイミー・ベルはいい役者さんだと思うのに、作品に恵まれないきらいがある。特にキリアンは、もっとカッコいい映画に出ていいはずなのに、『28日後』以降、ホラーとかスリラーとかああいうのの人、みたいになっちゃって・・・。

んでどんでん返しに続くどんでん返しなのだが、想像力無さすぎ・・・。コメント欄で!
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