レオピン

ダブル・ジョパディーのレオピンのレビュー・感想・評価

ダブル・ジョパディー(1999年製作の映画)
3.3
タイトルからジャスティスマンを思い浮かべた人はかなりのキン肉マン好きですな。残念ながら、女房を質に入れてまでも観る程ではなかったですよ。

ダブルジョパディーってなんのことかと思いきや「一事不再理」のことね。三浦和義ね。
女性刑務所で、夫を殺した元弁護士の囚人仲間から入れ知恵をされたのがきっかけ 。
一度確定した罪では遡及して処罰されない。よし、だったらやってやんよと、この恨み晴らさでおくべきか~ってなるんだけどかなりの拡大解釈だなぁ。

復讐に燃えるヒロインはアシュレイ・ジャッド。だが6年もの刑務所暮らしの割にほとんど外見上の変化が見られない。もうちょっと鍛えるとかさ、リンダ・ハミルトンを見習え。

保護観察官のトミー・リー・ジョーンズが現れるまでに30分以上。導入部の展開はかなりジェットコースター風展開でした。

トミーリーが追っていく所の動機が若干不鮮明だったが、自分の銃を奪われたり飲酒でクビをちらつかされたりといったところか。まあこの時代「追跡者」と言えば彼みたいなイメージが強かったからすんなり見れたんでしょう。

彼は事故がきっかけで妻子に見放され今はアル中気味。だが元々は優秀な捜査官だった。社会保障番号の照会記録などから彼女の行く先々をピタリと割り出していく。だけど毎回派手に取り逃がすところがなんとも。

悪玉にはブルース・グリーンウッド。いつもはエリート役が多いが今回は完全にサイコパス。名前を変え職を変えても常に金持ちでいられる才能。一体何人殺しているのか分からない。だが最後の詰めは甘い男だった。

終盤の舞台となるニューオーリンズの街が印象的。あの独身男のオーディションって何なんだろう。雨の人混みの中で逃げるシーンとか墓地がまたいい感じよ。あそこに埋葬されたいわ。

色々ありましたがようやく息子と対面を果たす。抱っこされていた幼な子が随分大きくなっていた。ラストカットは満面の笑みのストップモーション。いやはや大変だったねお母さん。

⇒思えばこの時代、意味の分からん法律用語タイトルの映画多かったなぁ。『ディスクロージャー』とかも今からすればえっ?

⇒移動中に観るのにもってこい系映画ベスト級
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