『世代』から続けて抵抗3部作の2作目。
ワルシャワ蜂起がテーマ。
ドイツ軍へ抵抗するもソ連からの援軍はなく、包囲されたポーランド兵たちは地下水道へと逃げ道を探る。
ずっと苦しい展開。
地下水道に移る後半からは息苦しさ、ガスの恐ろしさ、湿度と汚染にじっとりと迫る死。
だんだんと壊れゆく精神。
オカリナを吹いたり、ダンテの神曲を朗唱したり本当に人生ってなんなんですか状態。
ワルシャワ蜂起での犠牲者が20万人。
地上も地獄、地下に潜っても地獄を描いた作品。
絶望の中、一際デイジーが美しい。
逞しい精神力と優しい愛。
目を開けちゃダメよ、眩しいから…