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ディパーテッドのryodanのレビュー・感想・評価

ディパーテッド(2006年製作の映画)
3.4
M・スコセッシ監督作。
リメイクとして見てしまっているので、そもそもオリジナルより評価がイイ訳がない。確かにオリジナルの方が面白かった。キャストもオリジナルの色気は全くない。単なる「駒」という位置付けならば成功なのだろう。スコセッシの飽きの来ない演出は見応えはあるし最後まで目が離せない。が、彼特有の独白や達観視した演出効果が少な過ぎるのでどうしても“らしさ”が出てこない。まぁ、今作に関しては独白を入れると種明かしになってしまうのでなんとも。人を裏切りまくり、やがて迎える突然の死。世の無常観を上手く描いていたと思います。今作で念願のオスカー監督賞を受賞。それはそれで嬉しい話だけれども、ファンとしては「グッドフェローズ」で獲って然るべきで、もしくは「ギャング・オブ・ニューヨーク」で悲願のオスカーってところでしょ。今作じゃねぇ。。。
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