3月中旬?に、目黒シネマで鑑賞
同じく李相日監督の怒りと2本立てです。
おそらくフィルム上映でした
友達のすすめで、見に行くことにしました。
この2本立てつらいよと思いながら、
悪人→怒りの順番で鑑賞。
まず、方言が良い。
呉美保監督のそこのみにて光輝く、も方言によって引き立たせてるものが大きいけど、この映画も同じ感じ。
そこのみにて~、は北海道の言葉なのに
すごく熱く感じる。でも、悪人は九州の言葉なのにすごく冷たく感じる。
もともとの空気感もあるのだろうけど、
言葉を魅せるって難しい表現が好きでした。
悪人というタイトルも、見終わったあとに、心にきます。
きっと自分の近くにいる人を、信じて、味方したくなるのと同じで、
主人公が彼らだから違う人間が悪人に見えるのだと思いました。
毎度不意打ちの永山絢斗で、
今回も存在感しっかりありました。
音楽も怒りと同様素敵でした。
そしてただただ深津絵里が魅力的な映画だなと思いました。
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二回目に見た、「怒り」もまた違った発見がありました。
問題の泉のシーンも、反米兵を主張しているわけではないということが分かりました。
結局は、わたしたちも差別や偏見に溢れていて……。
苦しい……