お湯

銀魂2 掟は破るためにこそあるのお湯のレビュー・感想・評価

3.6
銀魂1を見たときは、こんなこと映画でやっていいの!?みたいな衝撃で、興奮して楽しかったけれど、
今回はそれをそのままバージョンアップさせた(だけ)なので、あまり衝撃はなかった…。
銀魂1のパロディ、オマージュでもある…というかギャグシーンが銀魂1とほぼ同じ感じ。お決まりになっちゃっている。結構残念

だけど、日本俳優全般のファンなので、前作よりも一層豪華なキャストで満足です。

今回ギャグよりも、演技とアクションで魅せたいのかなと思ったのですが、

まず中村勘九郎と三浦春馬よ。
演技がすごく良くて、泣いた。これたぶん、原作でも名シーンと呼ばれるところですよね…?(未読人間)
アニメや漫画を連想させるくらい、涙が流れるタイミングとか、セリフの言い回しとか素晴らしかった…

アクションでいうと、神楽ちゃんと沖田のシーンがすごくて、これは実写だからこそ見れたんじゃないかな、と思う。
吉沢亮のクローズアップカットがめちゃめちゃ多いんですけど、さすが自他共に認める美形だけあって、本当に映画映えする。どこを切り取っても美しいんですよ、
けど、変顔するんですね、最高。

橋本環奈ちゃんは、1000年に1度の美しい顔が、もはやネタフリなので、なぜか白塗りだったり、なぜか照れたりしてて好き。


柳楽優弥は、もう最高。
こういうヘタレ役、あまり見たことなかった。

夏菜のアクションを期待したんだけど、撮影直前にぎっくり腰になったとかで、次作でまた見たい。

あと、今回岡田将生の桂は活躍は無いかな?と思ったら(ムビチケも販売されなかったし)、序盤から真顔でボケてる〜
福田監督は前作の撮影と舞台挨拶で岡田将生の天然の面白さを発見したらしいのですが、本当にそのことが分かる使い方。

佐藤二朗とムロツヨシは、佐藤二朗とムロツヨシ。

って、こうキャスト一人一人のコメントだしたら、キリがないくらい豪華で、
誰かしらのファンなら絶対楽しめる。


あと、今作鑑賞前に前作を地上波でもう一回見たら、全然はまらなかったのが不思議。時事ネタ多いんですよね。
映画館で上映する映画だからこそできることで、これもちょっと面白いなと思った。

今回も、まさかの映画を使ってでの、アカデミー賞ディス。菅田、小栗旬をはじめとする演技派使った、全力のおふざけ映画であることを実感するし、ああ「万引き家族」と同じ値段払って、この映画見てるんだなあ、私…とも実感させられて笑う。


back numberはさすがすぎる
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