回想シーンでご飯3杯いける

アメイジング・スパイダーマンの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

3.5
軽い、チャラい等の感想が多いようだけど、いやいや少なくともドラマとしてはサム・ライミ版より重厚で会話劇としても見応えがある。

蜘蛛に噛まれて特殊能力を手に入れる下りから始まる事や、主人公がオタクなのはサム・ライミ版と同じだが、ここでのピーター・パーカーはトビー・マグワイアの時ほどヤワではなく、しっかりと自分の強みを自覚していて、機械に詳しいし、いじめっ子にも対峙するので、ヒロインのグウェン・ステイシーからは当初から一目置かれている。この辺りが「アメイジング~」シリーズの大きな特徴だと思う。

ベンおじさんとメイおばさんに関わるストーリーもなかなか味わい深く見応えがある。特に玉子の下り、、、、。

そんな中、やや疑問なのが、スパイダーマンの正体がグウェンにばれている設定だ。トビー・マグワイアの時は、ガールフレンドであるMJがスパイダーマンの正体を知らず、スパイダーマン、ピーター、MJによる妙な三角関係が見所だったので、ここは残念な変更に思える。

あと、色々大人の事情もあるのだろうが、前シリーズの最終作「スパイダーマン3」から僅か5年でリブート作を公開する意味が果たしてあったのか?という部分。スパイダーマンは大好きだけど。