「ランボーの銃くれよー」「1.2.3どれ?」「1しか知らね」「じゃM60だな ほい」
2005年公開。ケイジはまだ作品選びをしてたのかな。
監督は『ガタカ』のアンドリュー・ニコル。盟友イーサン・ホークも出演。
主人公ユーリはウクライナ系移民。80年代から武器商売で活躍し終盤では90年代末のリベリア内戦が描かれる。
彼を追ってくるインターポール捜査官バレンタインのとっつぁんにイーサン・ホーク。
ラストの取調室でのイーサンとケイジの芝居はさすがにどちらも演技巧者、うーん唸らせる。
リベリアの大統領父子がちょっとステレオタイプかな。いかにも欧米がイメージするアフリカの独裁者。アミンとかムガベみたいな。
タイトルのロードはroadではなくlord。主、支配者の意。実際の戦争は政治家や軍人によって引き起こされるが、それによってとてつもなく儲けるのはいつだって軍需産業・兵器産業だ。
ラストでは、武器商人との取引が多い国として案の定、アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国の国連P5が一番やってますよと告発していた。
⇒オープニングタイトルが面白い映画ベスト級 (弾丸くんの誕生から死まで)
(2019.7)