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ハッピーフライトのgのレビュー・感想・評価

ハッピーフライト(2008年製作の映画)
3.8
わたしの将来の目標はCAになって世界中を飛び回ることです!!
昔のアニメ、それこそセーラームーン(見てました笑)なんかで聞いた記憶のある台詞です。ひと昔まえこそ、CAといえば花形の職業でした。永遠の0の著者である百田尚樹さんの「モンスター」という小説にも、「モデルやアナウンサーやキャビンアテンダントといった職業は、ヒエラルキーの最上に位置する」といったことを書かれていましたが……実は低収入だし、体力勝負の仕事だし、保安訓練もしなければならないし、「素敵な職業」とか「花形職業」とかに収まるものではないと思います。しかし憧れの目線が絶えることがない職業でもありますよね。それは、身だしなみやサービスの訓練をしっかりとしたCAが過酷さを見せないサービスをしているからです。この映画にもあったように先輩の指導も


パイロットも何百人もの命をまさに「背負い」、現場で働いている。その責任の重さは尋常ではありません。目指す人がいるのは「空を飛ぶ楽しさ」に魅せられた人達なのでしょう。✨

CAとパイロット。有名すぎるくらい有名な職業ですね!!
しかし、空港では沢山の仕事があり、飛行機1便を飛ばすのに色んな人たちが関わって、人の命を預かり、飛行機は飛び立つのです。整備が失敗しても、管制官が失敗しても飛行機は飛ばないし、人災となってしまいます。
それぞれがそれぞれの仕事をまっとうしてこそ、空港が成り立つ。どんな仕事だってこの本質は変わらないと思います。

この映画は「空港」を「魅せる」映画であり、見えないところで働く「職員」を「魅せる」映画なのです!!!働く人達って、なんだかんだ言ってても、やっぱりかっこいい!!

わたしも空港のことも、空港で働く職員のことも全く知らずにこの映画を観ました。そこで気付かされたのが、単純に「こんな仕事もあるのか!!」ということ。色んな人が働いて空港が動く様は、歯車が噛み合った時計のようでしたよ!笑

……この映画を観てから、「空港のこと、飛行機のこともっと知りたい!!」と思うようになり、今や毎月雑誌を購入し、飛行機の本を読み漁り、度々空港へ足を運ぶほどの立派な空港ファンになってしまいました…笑
自分にとって新しい世界を、コミカルに魅せてもらったこの映画、大好きです~!!!!
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