ユミコ

白い家の少女のユミコのレビュー・感想・評価

白い家の少女(1976年製作の映画)
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13歳のジョディ・フォスター。
母親から虐待されていたリン(ジョディ・フォスター)は、それを逃れるべく父親と2人で「白い家」に住み始める。
訪問客の相手をするのはいつもリン。父親は詩人で、仕事中だとか睡眠中だから今は会えないと客が来る度 そう誤魔化していた彼女。というのも実際は父親は既に亡くなっていて、リンはたった1人でこの家に住んでいた。
生前、父親が自身の死期を知った際、リンに1人で生きる術をいくつか伝えていた。要するに都合の悪い者は始末しろと。(始末セットらしき、即効性抜群の毒薬、死体の防腐剤なども準備されていた)
リンは父の教え通りに 自分にとって不都合な者を殺害し、家の床下に隠した(訪ね人の中に、うっかり自分で頭ぶつけて死んじゃったおばさん……も含む)
虐待母も殺したっぽい。
冒頭からロリコン変態男が終始リンの周辺をウロウロし、時には勝手に家に侵入。セクハラしまくりキモすぎだった(彼奴ってマーティン・シーンだったのねと今気づいた笑)。
そんな境遇の中、学校へも行かず孤独に生きてきたリンは気丈に成長していく。表情はもう大人。ジョディのイメージそのままの子供だった。
エンドロールの彼女は瞬きひとつしない。
ユミコ

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