コーカサス

コクーン2 遥かなる地球のコーカサスのレビュー・感想・評価

コクーン2 遥かなる地球(1988年製作の映画)
3.6
海底に置き残したコクーン(繭)を再び引き揚げようと、前作で地球を離れた老人たちが里帰り。
同メンバーが集まり、家族や友人との再会を楽しむシリーズ第2作である。

前作のラストが良かっただけに、いささか不安だった続編もひと安心。
学者達に奪われてしまったコクーンの奪還騒動、愛する者への想い、祖父と孫・家族との絆など、さらに内容は濃い。
1を生命篇とするならば、2は絆篇と云ったところか。

前作と今作の名場面を上手く使用したエンディングのように『コクーン』という物語は1と2がひとつになり(または通しで観て)初めて完成する作品だ。
それは監督も脚本も異なる2作品でありながら、これだけ珍しくブレがない素晴らしい作品であると云う“褒め言葉”でもあるので誤解なく。

44 2020