コーカサス

ジョン・ウィック:チャプター2のコーカサスのレビュー・感想・評価

3.7
キアヌ・リーブス演じる伝説の殺し屋・ジョン・ウィックの華麗なガンさばきとカンフーを融合したハードなアクション “ガンフー”が話題を呼んだ『ジョン・ウィック』シリーズの第2作。

マスタング好きとしては、前作に続いて冒頭から彼の愛車の69年型マスタング BOSS 429 のカーチェイスに胸踊る。が、それも束の間、数分後にはボロボロの悲惨な姿を目の当たりにするとは、何ともはや悲しいキモチに。
しかし、“BOSS 429”と云えば、わずか “859台”しか生産されなかった超稀少車種、当然レプリカだろうが…それでも勿体無い。

前作同様、ここに “2丁拳銃” や “スローモーション” は、一切ない。
ましてや “暴力の美学” などは一瞬足りとも存在しないが、“鏡張りの部屋”で繰り広げられる息詰まる対決のミラー・ショット (『上海から来た女』から『燃えよドラゴン』にも引用された) は、画的にも一番の見どころと云える。

100 2023