コミカルなカンフー・アクションのジャッキー・チェンとしゃべりまくりでお調子者のクリス・タッカー共演による刑事アクション「ラッシュアワー」の続編。
監督も前作に続きブレット・ラトナー。
原題：Rush Hour 2
(2001、1時間30分)
休暇を取ってリー捜査官(ジャッキー・チェン)とともに香港へやって来たロス市警のカーター(クリス・タッカー)だが、到着早々、アメリカ大使館で爆破事件が発生し職員2人が死亡する。
容疑者である香港マフィアのタン(ジョン・ローン)を追うが、彼の右腕の殺し屋フー・リ(チャン・ツィイー)が現れる…。
爆破事件の裏に偽札偽造事件が絡んでいて、物語は、舞台を香港からロサンゼルス、そして最後はラスベガスのカジノに移して展開される。
～登場人物～
①香港警察
・リー警部 (ジャッキー・チェン）
・チン警視( ケネス・ツァン）
②ロス市警
・ジェームズ・カーター刑事 (クリス・タッカー）
③香港の犯罪組織
・マフィアのボス、リッキー・タン (ジョン・ローン):元警官。
・殺し屋、フー・リ ( チャン・ツィイー):組織のナンバーツー。
④米国のシークレット・サービス
・スターリング捜査官( ハリス・ユーリン）
⑤その他
・ロスのホテル王、スティーブン・レイン(アラン・キング）
・タンの船上パーティでホテル王といた謎の女、イザベラ・モリーナ(ロゼリン・サンチェス):顔がサンドラ・ブロックに似ている。
・中華料理店主、ケニー(ドン・チードル）
アクションとマシンガン・トークの組み合わせはいかにも米国人受けする内容だが、ジャッキー・チェン自ら監督した過去の作品(「プロジェクトA」や「ポリス・ストーリー 香港国際警察」など)と比べるとジャッキーの持ち味が十分活かされていない。
一番の見どころは、本作でハリウッド本格デビューし、美しくも冷酷な女殺し屋を演じるチャン・ツィイー(かつて、チャン・ツィイーが出てるという理由だけで、この作品をみたものだ)。
なお、ジャッキー作品恒例のNG集がオマケにつく。
