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「フレンジー」に投稿された感想・評価

【過去作簡単レビュー】
イギリスの街で起きる”連続ネクタイ絞殺事件”。犯人として怪しまれたのは元空軍の英雄リチャードで…・

ハリウッドで『鳥』以降凡作続きと言われていた巨匠ヒッチコック監督が、
久しぶりに故郷イギリスで撮影をしてその才能が健在だったことを証明した晩年の良作。

連続ネクタイ絞殺魔という設定も相変わらず変態的で良いし、巻き込まれる主人公も気の強いオラオラ系なので観ていて気持ちが良い。
脚本やサスペンス要素もいつも通り面白いのだが、演出が非常に際立っている気がした。
序盤イギリスの街並みから死体発見までの素晴らしい長回しは
「よっしゃ久々のイギリスだから気合入れてやるぜ!!」
っていうヒッチコックの決意とその技術力を見れるし、それ以降のカメラワークもかなり好み。さすがっす。
そして70年代になって規制が緩くなったのか、殺人シーンは妙にリアルでドキドキでございます。
あ、あと綺麗なおっぱいも出てきます。これ加点ですね。

このあと『ファミリープロット』が遺作となってしまうが、ファンとしてはもっと観たかったなぁ~
Haru

Haruの感想・評価

2.5
7、8歳くらいの時に見て、そのあとネクタイがしばらく怖かった。小さい子にも、殺人に快楽を感じていると分かる俳優の演技は凄まじかった

このレビューはネタバレを含みます

ラブリィ......ラブリィ......ラブリィ......
もうラブリーと聞いたらオザケンじゃなくてこっちやな!ちゃんとサスペンスだけど、たまに挟まる変な間とコミカルな感じが好みだった◎部屋に誘い出して、あー今から殺されるんだろうなぁと思ったら、すいーーーと無音でカメラが引いていって(悲鳴が聞こえる?聞こえない?!とそわそわ)、通りに出るとこで街の喧騒がフェードインしてくるとこ好きっ👍️👍️👍️死体をちゃんと見せるとこも好き!目はカッ!舌びろーん
20191219
ド頭からロンドン空撮&ロングッドウィンの英国感丸出しな音楽にアガる。個人的にヒッチコックは、50-60年代の米国でのカラー作品は面白いけども、キャスト含めてギラギラしすぎてて若干萎えるタイプなんで、やっぱヒッチコックはイギリスのが良い塩梅だなとつくづく思いました。洗練と悪趣味のバランス。
QUENZE

QUENZEの感想・評価

2.5
ヒッチコック作品はいろいろ見たけど、スリルサスペンスは感じられず。
むしろコメディっぽく感じてしまう。時代が古くなるとどうしても…。
なすび

なすびの感想・評価

3.0
おもちれー最初のロンドンの川の空撮から演説シーンへそして群衆群衆ヒッチコック群衆、の目線が川に向き「女の死体だ!」ネクタイが首に巻かれた女の背面がぷかぷかと川岸にやってきて警察が近寄っていく、という一連の流れからおもちろすぎてちびり散らす。

おもしろいシーンをあげたら時間がかかるので今ちょっと体力ないので記憶にとどめておいて…

警察のおじさんの家での夕食シーンがヘンテコでさいこう。奥さん珍味ばかり出していてこわい。テーブルを横から映したとき、手前にあるランプで鍋がかくれているのがこわい。ちゃんと家にかかっている結婚写真の顔が警察のおじさんなのも、こわい。(やっぱり小道具まで細部までこだわるのが大事だよなぁ)

いや〜おもしろかた🥺💕
ヒッチコックばっかりはみんなの好みも自分の好みもFilmarksの評価もバラバラなのおもしろい
KSat

KSatの感想・評価

4.4
ヒッチコックが力をなくしていた晩年に英国で撮った映画だが、めちゃくちゃ面白い!まさに集大成だ。最後の最後数秒まで全く目が離せない二転三転の展開には、拍手喝采する他ないだろう。

冒頭、テムズ川で川の水質改善を謳う市長の横で女性の全裸死体が流れて来たり、いくら料理教室に通っても不味さの一途を辿る英国人の深刻な食事情だったり、主人公の酷いファッションとそれを完璧に覚えている秘書だったり、養蜂という共通の「趣味」を通して結婚案内所で結ばれた熟年カップルのバカバカしい会話だったり、英国ジョークばっかり。ジャガイモを積んだトラックの場面もギャグだし、もはやモンティ・パイソンの域だ。ハリウッドではここまでセンスを発揮できていなかったのではないか?

「自分は濡れ場やヌードは撮らない」なんていってた癖に、時代も変わったせいか、女性のあからさまなヌードが何回も見られるし、殺害の様子や死に様がかなりおぞましい。

秘書の女性が絶叫するまでの長い無人カット、部屋に入ってからの階段を降りて街の喧騒に出るまでの長回しなども鳥肌が立つほど凄いが、特に後半の救急車やらカップやら病室やら幕引きのカバンといったモノの撮り方や空間の捉え方、あるいは「罠にはめられた主人公が脱走して凶行に及ぶ」展開なんかは、どういうわけか「ラルジャン」のよう。ブレッソンはヒッチコックの影響を受けたのだろうか?

さて、この映画も「主人公が犯罪者と間違われてしまう」というヒッチコックお馴染みの型を持つ一本だが、主人公のブラニーはかなり可哀想。

住み込みで働いていたパブをだらしない性格がたたってクビにされてしまい、競馬の当たりを逃し、挙句の果てには元妻やいい感じだった同僚が殺されて濡れ衣を着せられてしまう。

それに対して真犯人である友人のラスクは周囲に友人も多く、明らかに社会的に成功しているが、倒錯したサディズムがかなわず、それを拗らせて凶行を繰り返す。

一方、ブラニーを疑ってかかっていたオックスフォード警部は、やがてラスクが真犯人だと理解するが、そのきっかけは奥さんのアドバイスだった。

結局のところこの映画が行き着くところは、友人や恋人、家族など、理解ある身内を持つことの大切さなんじゃないだろうか。ヒッチコックにしては温かみを感じる一本なのかもしれない。

ところで、犯人を推理するオックスフォード警部と不味い料理を出しながらも彼に鋭いアドバイスを与え、スフレを焼いてくれる奥さんは、間違いなくヒッチコック自身と奥さんのアルマのことだろう。ヒッチコックもスフレが大好きだったらしいし。「俺たち幸せだもんね〜」ってか。
tomo

tomoの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ネクタイでブロンドの女性ばかりを絞め殺すのはヒッチコック らしいと思った。ネクタイピンがなくなったときに、記憶をフラッシュバックさせるシーンが印象的だった。トラックに乗っているシーンでは、犯人が見つかってしまいそうになるのを見つかっちゃうよ!って思いながら犯人の味方のようになって見てしまったし、それがヒッチコック の狙いでもあるのかなと思う。
関係ないけれど、主人公の元妻が着ていた薄ピンクのコート可愛かった。
イシ

イシの感想・評価

4.3
こわおもしろ!
当時のお客さんたちは、ヒッチコック戻ってきたー! って感じで嬉しかったかもなーって想像してなんか嬉しくなった。
異様に面白かった。流石はアンソニー・シェーファー脚本、硬質でドス黒く乾いた哄笑が咲き乱れ大変に気が狂ってる。犯人は完全サイコパスだし主人公はソシオパスなのでとにかく異常。あれほど暴力的で気持ちの悪い「Lovely」なんてセリフ聞いたの初めて。殺す表情と殺される表情の対比。殺人=セックスの直喩感。殺したてほやほやだったのか冒頭の流れ着いた死体に下着跡がくっきり残ってたのが気になった。トラックの荷台で死体の足と汗だくで格闘するのめちゃくちゃ笑う。全体的に犯人側のサスペンスに傾いている印象があるのも倒錯的。鳥肉の多い食卓。女優の死体としての使い捨て感や終わり方の余韻の無さも凄まじい。
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