キネマトグラフさんからのオススメ。
初のガスヴァンサント。
自分じゃ手に取らなかったから、オススメしてもらえるのは本当に幸せ。
ここだと思ったタイミングで観ていかせて頂きます。
これに絞るのにもしばらく時間がかかった…
次は何を観よう?わくわくする(´v`)
観て感じたことは、
日常と非日常。
そして、見終わって襲ってくる恐怖。
ただひたすら登場人物の背中を追っていく、長すぎるくらいの長回し。
これが日常。
会話もほぼアドリブ。
つまり、日常。
ありふれた、平凡すぎる1日。
その日、突然に非日常が訪れるとしても
その瞬間までは日常。
非日常が訪れても、日常のワンシーンにすら思えてくる。
これは日常ではない。
でも、そんな風にすら感じられてしまう。
どこの高校で起こったっておかしくない。
突然に非日常に変わる。
そんな恐ろしさを私たちは感じなければいけない。
後ろに座っているその人が
ある日銃を持ってやってくるかもしれない。
ありえない?その保証は?
エレファントのタイトルの意味。
それがすべてを物語っている。
キャッチコピーは
「キスも知らない高校生が銃の撃ち方は知っている」
キスをするよりも、銃を撃つ方が日常。
そんな日常に私たちは暮らしている。
主人公が被害者でも犯人でもないのがいい。
それが日常だから。