たつなみ

レスラーのたつなみのレビュー・感想・評価

レスラー(2008年製作の映画)
4.0
何もかも失ってボロボロになっても、主人公の『自分にはこれしかないんだ』という、祈りにも似た想いが伝わってくる。
悲壮感を感じさせながらもリングに向かう姿は美しさすら感じた。

ここの所仕事で落ち込み気味だったが、『オレも仕事頑張ろう!』と思わせてくれる作品。

かつて大人気レスラーだった主人公と現実のミッキー・ロークとがダブる。
『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマンもそうだったが、この監督は物語の主人公を通してそれを演じる俳優自身を描いているんだと思う。