トーリターニ

ゾンビランドのトーリターニのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
5.0
10年ぶりに観た。サイコー。本当に愛すべき作品である。
エマ、ジェシー、ウディという僕が好きでたまらないキャストが勢揃い。
今となって大好きなルーベン・フライシャー監督作品でもある。

個人的にとにかく思い出深い作品。というのも大学入学のために上京し、一人暮らしを始めたあの年に一番最初に観た映画はこれだった。深夜のテレビでやってたのを覚えている。
テレビを観ながらTwitterで「ゾンビランド面白い」と呟いたら、一学年上の女性の先輩からリプライが来て、お互いにリプライで実況しながら観た。ちなみにその先輩は朝青龍に似ている。

そんな酸味の効いた思い出を上塗りするかのように、あの頃には気付かなかった細やかな笑いどころやエマの魅力に虜になる。そしてルーベン・フライシャーの映画愛に感嘆する。

ジェシー演じる主人公が観客への語り部となり、"ルール"の説明とともにストーリーが進行する。「フリー・ガイ」もこんな感じだった。ただこちらの方が一枚上手。ルールに準じたその見せ方も凝っている。
ポップコーンムービーとしてはこの上ない仕上がり。
あと今更ながら序盤の406号室の可愛いメリケン姉ちゃんがアンバー・ハードとは知らなかった……。配役エグい。

そんな思い出深い傑作にまさかまさかの続編が登場。その名も「ゾンビランド:ダブルタップ」、しかもR指定作品である。
ちなみにダブルタップとは劇中で主人公の取り決めるルールのその2である「二度撃ち」と言う意味である。もう言うことねえわ、ルーベン・フライシャー強いわ。もうダメだ。