YellTao

心の指紋のYellTaoのレビュー・感想・評価

心の指紋(1996年製作の映画)
4.0
心の指紋 ──邦題に衝撃が走った!
白人エリート医師のマイケルが、ネイティヴアメリカンの血を受ける強盗殺人犯の少年ブルーに 人質にされてしまうロードムービー。
二人は、どんな傷も癒す伝説の湖があると言われるブルーの祖先の地を目指す。

中学生の頃に感銘を受けたナバホ族。それだけで今でも気持ち高ぶるーー!その頃に見た文献で
ナバホ族は“聖なる渦巻き“を見ることで、その人の特性と生命力を読むらしい。人の体の中には生きている限り風が吹いていて、その風が体に入った跡が “wind prints”と呼ばれる指の先の渦巻き(指紋)だ。

本来は勉強家であろうブルーが訴え聞かせる 原題:Sunchaser の意味を持つカブトムシの話。そしてマイケルが理解し始めるある癒しの力。
この邦題をつけた人は、ほんと偉大!

「where they were gonna come,
 and where they were gonna go」
広大な台地(メサ)に、盛大なモーリス・ジャール氏の西部劇調の音楽がよく映える。
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