ナンセンスロケット

ジャッキー・ブラウンのナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
3.5
【タランティーノ監督では当たりの部類】

当たり外れの大きいタランティーノ監督の中ではあたりの部類に入ると思う。

パルプフィクションとまではいかないが、立場を様々にした個性豊かな群像劇。50万ドルが誰の手に?というあたりは、スナッチみたいな感じもあるね。

主人公のおばさん笑、ジャッキーブラウンは決して嘘をつかないのに周囲を巧みに誘導していく。ラストまで誰に寄ってるのか分からない演出。

パルプフィクションの時はイケイケだったサミュエルLジャクソンも、本作ではなんだか小物な武器商人。
ましてやロバートデニーロなんて衝動的なただの親父に。。

その辺の役者を他作品と対比しながら見ても面白いかと。

110番街交差点のラストシーンは最高。