こもり

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのこもりのレビュー・感想・評価

2.0
天才的知能を持ちながらブルーカラーやってる若者ウィル・ハンティング(マット・デイモン)が妻に先立たれた心理学者ショーン・マグワイア(ジョン・ウィリアムズ)や親友(ベン・アフレック)になんやかんや諭され成長するドラマin米ボストン
・この映画が感動作ということになっているの、ヴィゴモーテンセンが延々と子どもを虐待してる『はじまりへの旅』が感動作と称されているのと同じくらい解せない
・カウンセリング初日に首絞めてきた人からとりあえず逃げた方がいい
・ウィルが不躾なことを言ってショーンを怒らせたのが悪いみたいな話の流れになってるけど、不躾なことを言われたからといって首絞めるのはダメだよ……
・倫理観がだいぶ狂ってる映画が観たい人に勧めたい映画(明確に殺意のある行為が妻想いの3文字で片付けられる、恋愛を人生の最上で最重要なものと考えてるカウンセラーが就活なんてどうでもいいからひとまず女と向き合えと激励するなど)
・えええ!?ってとこ
ウィルとショーンの関係(ふたりの間に信頼関係や友情が芽生える意味がわからない、カウンセラーがクライエントに影響されるのは双方にとって危険でよくないと思う、カッとなって暴力を振るうショーンこそカウンセリングを受けた方がいい)、ショーンの人生観(人生における恋愛の比重があまりにも大きすぎる、自分が妻に救われたからといってウィルが同じくそうなるとは限らないのでは?、恋愛以外にもウィルを救う人間関係はあったとおもう)、作品通じて職業観がなかなかなかなか(清掃や解体といった単純労働はそれしかできない知能の低い人たちにやらせとけばいい的思想がかなり強い)、主人公の設定盛りすぎて薄っぺらい(大学教授が舌を巻くほどの天才だけど孤児で被虐待児で愛着障害で弁護士まがいのこともできる清掃や解体の仕事をしてる若者)、親友ベンアフレックによる主人公への激励がぐろい(なんの才能にも恵まれなかった私は一生ここで単純労働に従事しますが才能に恵まれた主人公くんにはこんなことしてないで幸せになってもらいたいです)、知能の低い人間にやたら厳しい(怖い)、自己開示絶対無理な主人公に親友がいる謎(人に拒絶されるのが怖いから自己開示できない&長期的人間関係を築けないという設定と矛盾してる)
映像綺麗 🍺🍷🍾☕️ ミネラルサイダー りんご ダブルバーガー サンドイッチ ナッツ 白鳥 ドッグレース MITの掃除員、実は天才 天才的誘い文句(カフェでキャラメルでも) 信頼なしのセラピーは無駄 心の友(刺激をくれる人、何かを突きつけ揺さぶってくる人 ) 21歳の誕生日プレゼント🎁🚗 数学教授(ステラン・スカルスガルド) フィールズ賞(カナダ人数学者ジョン・チャールズ・フィールズの提唱によって作られた賞 数学のノーベル賞とも言われる 若手数学者の研究を奨励することを目的にしているため年齢など受賞条件に制限がある)
「彼女は美人で頭が良くて楽しい 理想的なんだ」「なら電話を 」「そしたらいつか幻滅しちまうだろ 今は完璧だ壊したくない 」「幻滅されたくないんだ 結構な哲学だよ 人と関わらずに生きていける 〜 (妻のオナラ、夫婦の秘密の話)〜世間は欠点と呼ぶが違う 愛すべき点だ その世界に誰を入れるかだよ 君は不完全だ ついでにその彼女も完璧なんかじゃない」、「踏み出さなければ関係は築けない 君は先を心配してばかりだ 〜 君は望めばなんでもできる なにが好きだ なにがしたい 君は得難い可能性を持ってるんだ 」「頼んでない」「そうやって逃げてばかり〜 清掃員は他でもできるのになぜ一流の工科大を選んだ?夜こっそり数式を解き見つかると逃げた 立派とは言えない なにがしたい」「羊飼い」「ならそうしろ 自慰なら家でやってろ〜なにをしたい?いつも巧みに嘘を並べているがこの単純な問いに答えられない わからないから」