ジャック・ドゥミ監督、ミシェル・ルグラン音楽、カトリーヌ・ドヌーヴ主演1963年作品。テーマ曲が切なくとても印象的。テーマ曲が物語を全て表しているかのような感じさえある。
正直言ってセリフが全て歌のミュージカルは苦手でもあるし、重たく感じる事もありそうな内容には、ちょっとお洒落過ぎる演出もどうなんだろうと思う。
しかしカラフルな衣装とインテリアの組み合わせが見事な映像に、シーンに合わせた幅広い曲調の音楽の豊かさで充分満足してしまいそうだ。ドラマの構成も素敵で当時にしては斬新だったのではないだろうか。
傑作だろうけど、作品としては「ロシュフォールの恋人たち」の方がもっと好きかな。