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次郎長三国志 第二部 次郎長初旅のkossのレビュー・感想・評価

3.8
「次郎長売出す」と前後編をなす後編。大政、桶屋鬼吉、関東綱五郎に、法院大五郎、松川仙右衛門、森の石松と、主要メンバーが揃って次郎長一家が拡大。次郎長お得意の仲裁は、やくざ者との結婚を父親に認めさせる仲介まで拡がり、身分、友情、忍耐という日本的主題が提出される。繰り返される富士山と茶畑と茶摘み娘と様式美も増加。裸の街道旅の愚直さのパワー、ラスト10分の森繁森の石松の登場でシリーズが活気づく。
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