大富豪のボルトがロサンゼルスのスラム街買収のため賭けに乗る。
それは一ヶ月金もコネも使わずに暮らすこと。
つまりは浮浪者になれという条件。
メル・ブルックスの4役をこなす一連の作品群の一つ。
金持ちの時には気づかない思いやりが、ホームレスになってからは如実に感じられる。
社会問題にもなっているホームレス人口の多さを題材に、笑える場面を含めて出来るだけ悲壮感を感じないように工夫されている。
だけど仲間のホームレスの別れなどはしんみりさせる。
俺の方が金持ちだという主張をしてくる浮浪者と、ブルックスのわしの方だというやり取りがしつこくて結構好きなシーン。