マリリンモンローと言えば、映画史に残るスカートひらひら。
やっと鑑賞しました!
結論から言うと、音楽の使い方に優れたコメディー映画。
話は単純。
夏休みで妻と息子が避暑地に行き、一人になった男が浮気と葛藤する話。
まず、この映画を観た人ならラフマニノフが流れてくるだけでクスッとしてしまうはず。
このラフマニノフが流れると妄想の始まり。
妻が浮気しているんじゃないか。ヘレンがテレビで昨日のことを喋るんじゃないか。
このような回想というか妄想に突入する導入音楽として、ラフマニノフがうまく使われています。
あと、この映画のほとんどのシーンが主人公の家。
というのも、元々舞台劇なのでセットチェンジが少ないように書かれた脚本なのでしょう。
この主人公の家に置かれた様々な物が小道具として機能していて、ワンシュチュエーションでも退屈しないんです。
エアコン、ピアノ、タバコの箱、レコード、カヤックの漕ぐやつ、などなど。
これらが物語の推進力にもなっていて、さすがビリー・ワイルダーといったところ。
あとは、マリリン・モンローのコメディエンヌとしての才能が凄い。
主役のトム・イーウェルも素晴らしいです。
ジム・キャリーを彷彿とさせるような顔芸であったり、あたふた感やオドオドした感じが最高です。
傑作かといえば、、、。
ですが、観ておいて損は無いはず。
オススメです!