ぐるぐるシュルツ

なまいきシャルロットのぐるぐるシュルツのレビュー・感想・評価

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)
3.2
周りに興味がないんじゃない。
憧れがあって、理想がある。
届かないことだって、知ってるし。

〜〜〜

13才ぐらいの少女が抱く、
どこにもいけない退屈や焦燥感、
外への憧れや無茶が、
痛々しくもまぶしかったりします。
そんな作品です。

『エンフォマニアック』を見ている最中に、瑞々しいシャルロットをお目にかかって、
あぁ、でも、ふてくされた顔は変わらないなぁと微笑ましく思いました。

それでいて、笑顔はおちゃめ。

年上の男の人といる時、
家族といる時、
年下の病気の子と遊ぶ時、
憧れの天才ピアニスト・クララといる時、

そのときどきで、
シャルロットの表情や性格も
コロコロ変わります。

その不安定さ、
でも芯にある力強さ(立ち直りが早い)が、
思春期・女性特有に思えて、
魅かれますね。