何らかの事情で親に捨てられた孤児が親を探すストーリーは、古今東西、泣ける話と相場は決まっているわけだけど、この作品もまた、涙腺崩壊必至のハートフルストーリー。
原題の「August Rush」は孤児エヴァンの存在を児童養護施設関係者に知られないための仮初めの名で、「8月の喧騒」は言ってみれば、真夏のどんちゃん騒ぎ。ビーチで女の子たちをナンパして盛り上がっちゃおうぜ、というノリのトラックの広告から拝借した。
エヴァンがジュリアードで作曲した曲名は「Augst's Rhapsody(8月のラプソディ)」となっていて、まんま黒澤映画のタイトルなんだけど、関係あるのかな。ストリートで耳にしたさまざまな音をちりばめたステキな音楽。エヴァン役のフレディ・ハイモアの、はにかんだ笑顔にほろりとなる。
△2024/03/02 U-NEXT鑑賞。スコア4.0
August Rush. Run. August, Run! カキ・キングの打楽器ギターが好きで、この映画の存在を知りました。恥ずかしいくらいの「できすぎストーリー」もたまには許す! I Believe Music!
△2020/03/29 BD鑑賞。スコア3.9