この映画は奥さんであるジョアンナクレイマーが家を出ていき、息子と二人で暮らすことなったテッドクレイマー。
徐々に二人の生活になれていくのだが裁判で息子を取り合うことになるといった話になってます。
この映画の見どころは息子と二人で暮らすことになるところ
どんな洗剤で服を洗って、どんなものを食べているのか息子のことをほとんど知らない父親が息子を育てていく姿は大変なんだけどどこか楽しそうな、息があっているような不思議な感じがした
実際に子供の頃、我が家も忙しい家庭なのもあって父親と過ごすことが母親と比べると圧倒的に少なかった。
父親自身も息子が何が好きで何が嫌いなのかほとんど知らないことばかりだけれど父親と二人だけのときは驚きと発見の連続でまるで冒険しているような感覚だった。
お風呂は一緒に湯船に浸かり、好きなものを好きなだけ、自分の寝たい時間に寝れるなどとにかく母親の時ではあり得ないことの連続
この映画を見て一番わかったことは、母親と比べれば教育や一緒に過ごしたことは明らかに少ないんだけれど、父親は子供と同じ目線にたってくれるということ
そして同じように母親がいないとどれだけ大変なのかというのも、痛感した
子供の送り迎えや家事、洗濯、食事などありとあらゆるものをこなしている姿は、働いている人以上に大変なんだというのをこの映画は見せてくれた
やはり子供の教育や生きていく知恵というのは父親と母親がいて成り立つものなのかなって感じました。
まあ一人で子供を育てている人もいるので必ずしも正しいとは断言はできないけれど、父親と母親の重要さというのをこれでもかと教えてくれた。
また親の都合で離婚や裁判で子供を取り合うというのは子供にとって本当に幸せな決断なのか、この映画も最終的にどんな決断をしたのかわからないが、子供にとって非常に残酷な決断だということがわかる映画だった
