ペンソー

マイ・ボディガードのペンソーのレビュー・感想・評価

マイ・ボディガード(2004年製作の映画)
4.0
T・スコット監督によるクライムサスペンス作品。
D・ワシントン主演、D・ファニング、R・ミッチェル、C・ウォーケン共演。

メキシコの富豪の娘を護衛することになった元暗殺者の主人公。
寡黙な主人公はその娘を突き放すが、次第に心を通わせていく。
そしてその娘が何者かに誘拐されたとき、主人公は自らの経験を活かして誘拐犯を追い詰めていく。

前半は娘と心を通わせていく和やかなシーンが続く。
すごくいいシーンの連続で、これから起こることを想像すると暗い気持ちになる。
ある意味で後半のシーンを際立たせる素晴らしい仕掛けとも言えるかもしれない。

誘拐に関わった人間を一人ずつ淡々と拷問していくシーンが本作の主要パートになるんだけど、それがとにかく容赦なくて痛々しい。
ショットガンで敵のボスの弟の指を吹き飛ばし、携帯に向かって「欲しいものは金じゃない」って叫ぶシーンが一番カッコよかった。

映像がとてもスタイリッシュ。
"SAW"っぽい早送りとスローモーション、映像が被るような演出はかなりカッコよかったです。

暗くて悲しいストーリーだけど、かなり観入ってしまいました。
D・ワシントンが演じる主人公は無敵で最強の役が意外と多いなぁと思いました。
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