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アモーレス・ペロスのらのネタバレレビュー・内容・結末

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

繊細で荒々しい"愛と喪失"のモチーフが詰まった熱い映画だった。上映時間は少々長いけれど、三話すべて観ると相応のカタルシスがある。最近観たジェームズ・グレイの『リトル・オデッサ』と並び、監督デビュー作というのが信じられないほどの作品。というか、たとえ次作以降の作品に洗練度では劣っていたとしても、これがイニャリトゥの最高傑作なのかもしれない。犬が死にまくるのは見ていて辛いが、「犬が死にまくる」こと自体がこの映画の本質であるという気がしている。
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