rage30

リトル・ランボーズのrage30のレビュー・感想・評価

リトル・ランボーズ(2007年製作の映画)
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大人になってから見返してみたら、主人公が父親を失った喪失感や、宗教を強制される事の抑圧を抱えている事に気付いた。

彼の空想癖は、その空白を埋め、現実から逃避する為に生まれたものなのだろう。
そう考えると、ただの可愛らしい映画から、少し切ない一面が見えてくる。

どうして人は芸術やエンターテイメントを必要とするのか?
どうして人は芸術やエンターテイメントを創作するのか?

同監督の最新作『SING/シング』と通底するテーマが本作にある。

不良少年リー・カーターが最後に見せる、とても柔らかな笑顔が印象的。
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