どーもキューブ

愛と誠のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

愛と誠(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 三池崇史のミュージカル、愛と誠

 2012年7月11日 11時57分 レビュー。

東映作品。
原作梶原一騎、ながやす巧。脚本宅間孝之。監督三池崇史


もはや毎年夏休みには、三池ムービーが見れるほど映画でのコンスタント作家になった日本映画の渦

三池崇史監督。最近は漫画・アニメリメイク監督となってる三池さん。

三池監督は、

劇場初が
スピード主演のアイドル映画だけど三池崇史映画を見にいった「アンドロメディア」

多分カルト映画の殿堂入りを果たす「デッドオアアライブ」3部作

私の好きな二本
小さい子から歴史人物まで斬りまくるノイズ「IZOイゾオ」

そして
私の中の三池崇史最高ムチャクチャでエポック、なんと変な名古屋の怪
「極道恐怖劇場牛頭」

原作作品では、R18でとことん殺傷、まだ駆け出しだった大森さんが1(イチ)を演じ売れた「殺し屋1」

カンヌも沸かしたリメイクが新たな力となる素晴らしい時代劇「13人の刺客」

等々あります。

三池崇史監督、
ムチャクチャ
エログロ
エグい
大胆
雑と大盛り気味と暴力と

ありますが、
この悪趣味な部分
滅茶苦茶な部分が監督の個性と捉えたい。合わない方は一作も面白いと感じない作家ではないかなと。

今度は梶原先生の「愛と誠」、なんか流行ったドラマで、梶原激情っぽいキャラクター物のようなイメージ、元ネタ知らず。

ビデオ屋で内藤誠監督、東映リイシューDVD発見。西城秀樹の若き姿ジャケットを見ると正直古く時代を感じました。

そんなネタを三池さんがどう料理するか?
主演ツマブーこと最近マイナスな役柄をやるようになってきた妻夫木聡、
そしてお気に入り笑顔の正統派若き女優、武井咲さん。

なんかミュージカルっぽい?
もしや三池監督の「カタクリ家の人々」のよう?
三池崇史のむちゃぶりが久々見れるか?と思いウキウキしながら

という事で、映画の日、大勢のお客様と一緒にみて参りました。




ギャッハー、
三池崇史が作った
三池崇史による愛と誠ミュージカルスーパー三池リミックスな映画でありました。

所々笑い、時に睡魔に落ち、だがパワーにあふれ本来の三池東映Vシネ時代の映画を彷彿させる

胡散臭い強引さも
暴力も
わかりやすいその「ヤンキー」「学園物丸出しすぎやないかい」そのノリも
しっかり吐き出した映画でありました。

多分ですが、本来の原作ファンの方がキャラクターを見て、キャラクターに反応し笑い、
素早いクスクス笑いが度々起こり、楽しまれていたお客様もいらっしゃいました(ニコニコ)

三池監督作品の根底イメージ

女体
受精
暴力
きったない
怖い
みじめったらしい
せこい
が出てきます。

今回エログロは少ないですが、「クローズ」シリーズで掴んだ手柄か、まあ暴力シーンが時代劇の殺陣のように、軽さ満載の「殴り」舞踏武道ボコバキが、展開。

原作も少し踏襲しながらも、「愛と誠」を感じさせない梶原魂は、いつのまにか三池魂にすり変わったシナリオというか、三池映像パワーに押されます。

妻夫木さんは本当にらしくないマイナスな一匹狼主役だし、(ツマブーこの「マイナスな役柄」を続けてほしいなー。ていうかツマブーの「悪」をもっと見たいです)

いやー武井さんをずーっとスクリーンでながめるだけでも良かったなぁ
という事で
お金持ちのお嬢様をツマブーにむけて愛と誠に行動します。

武井さんファンのコスプレ、シングは、必見!可愛いですよ、武井さん。

ミュージカルだけに正直間を外した
そして

「なんでその曲!」

と選曲外しの感覚を感じながら

また半端なぶち込み方で三池ミュージカルは展開していきます。

それぞれのミュージカル歌謡パートも是非お楽しみください。
音楽は元マイラバ、小林武史さん。

そして劇場で笑いをさそう2人

「映画秘宝」で通な映画を紹介している

斎藤工さん、斉藤さん美味しい役でしたよ、笑わせてもらいました。

安藤サクラさんもキャラクター必見ですよ!不良姉御のその姿、おも怖っでありました。



さて
三池崇史がムチャクチャ半端で
力強い強引ミュージカルでリメイク

三池崇史のミュージカル愛と誠

ぜひごらんください!
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